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東大古文攻略法

2020-01-09大学受験

2017年第二問

(一)オ

現代語訳の問題です。

 

人をしのばざらめや

 

まず品詞分解から、

 

人=名詞
を=格助詞
しのば=バ行四段活用の動詞「しのぶ」の未然形
ざら=打消の助動詞「ず」の未然形
め=推量の助動詞「む」の已然形
や=疑問・反語の係助詞

 

ですね。

 

光源氏の

 

かきたれてのどけきころの春雨にふるさと人をいかにしのぶや

 

に対する、玉鬘の返歌です。

 

ながめする軒のしづくに袖ぬれてうたかた人をしのばざらめや

 

このように手紙のやりとりのごとく交わされる和歌を贈答歌と言います。

贈答歌で「人」が出てきたら、それは相手の事ですね。

 

玉鬘から光源氏への返歌なので、ここでの「人」は、光源氏のことです。

もちろん、光源氏だとわかったからといって、「光源氏を」などと訳してはいけません。笑

「あなたを」です。

 

「しのぶ」は多義語ですので、どの意味で訳せばよいか迷いますね。

 

1.人目を避ける
2.恋慕う
3.なつかしく思い出す

 

さあどれでしょう?

 

訳語を選ぶ際には、リード文がヒントになることがよくあります。

 

リード文には、

玉鬘は、「鬚黒大将の妻となって、その邸に引き取られてしまった。」とあり、これがヒントですね。

 

人妻となった玉鬘から光源氏への返歌で「恋い慕う」は合いません。

「なつかしく思い出す」がいいですね。

 

「ざら」は打消し

 

「めや」は和歌特有の表現で推量+反語です。

 

以上をふまえて現代語訳すると、

 

あなたをなつかしく思い出さないでしょうか、いや、思い出すでしょう。

 

になります。

 

 

 

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