毎週、毎月のテストで他人と競争しながら自己を高めていく受験勉強。
これを否定するつもりはない。
大手の進学塾は軒並みそのようなシステムだ。
テストごとに席が成績順に並びかわる塾も珍しくない。
これで成長し伸びていく生徒も大勢いる。
競争が楽しく刺激になり、学習意欲につながっていくのだ。
しかし、これでは伸びない子供もいる。
どちらかというと伸びない子の方が多い。
それは楽しくないからだ。
勝ち越している子や常に上位の子は楽しいだろうが、
勝率5割以下では楽しいはずがない。
中にはそれをバネに頑張る子もいるし、
頑張ってほしいと思うがそれは少数派。
頑張っても頑張っても偏差値が伸びない状態が続くと、
自己肯定感が薄れ、自信がなくなっていく。
勉強法が悪いのか、
テキストが悪いのか、
疑心暗鬼になりあれこれ試す。
そして、これが逆効果になり、成績は下がっていく。。。
これが大きなストレスになる。
さらに、そのことで叱られたりしたら。。。
人間の脳は過度にストレスを感じると、
生存本能から、その行動を抑制するようになっている。
つまり、ここでは勉強という行動を抑制するようになる。
勉強しても楽しいどころか、大きなストレスを感じるのであれば、
それは生命にとって好ましくないことだから抑制するのだ。
成績が低迷している子供が、
集中力が散漫になったり、
勉強しても頭に入らなくなったりするのは、それも一因なのである。
そうなってしまった場合の救済策として、
当塾には「他人と競争しない受験勉強」というメソッドがある。
週テストも毎月の模試もない。
模試は直前期に場慣れとして数回受けるのみ。
競争しなくて学力が伸びるのかと思われるかもしれないが、
競争はする。
「過去の自分」と競争するのだ。
たとえば算数の「割合」のチェックテストをする。
1回目:30点 : 「あー、割合よくわからない。」
2回目:45点 : 1回目の自分に勝つ → 「うーん、まだよくわからない」
3回目:70点 : 2連勝 → 「あ、なんか割合わかってきたかも。。。」
4回目:70点 : 引き分け → 「ムカつく!勉強してやる!」
5回目:90点 : 3勝1分 → 「おおお、割合できるようになってきた!」
6回目:100点 : 4勝1分 → 「ふふふ、割合簡単じゃん!」
全部が全部この通りに行くわけではないが、
普通に勉強していれば、過去の自分にはほぼ勝てる。
勝てるから楽しい。
適度な負けや引き分けはバネになって勉強に弾みをつける。
という好循環が生まれる。
このように自己肯定感を高めながら、
全教科全単元、1つ1つ丁寧につぶしていくと、
E判定だった第一志望大逆転合格への基礎が固まるのである。
