OECDのデータから主要国の平均年収(一般労働者の平均賃金)について、
1991年と2020年を比較してみると、
1991年 → 2020年
日本=37,369ドル → 38,515ドル
アメリカ=47,293ドル → 69,392ドル
ドイツ=40,191ドル → 53,745ドル
イギリス=32,655ドル → 47,147ドル
韓国=22,790ドル → 41,960ドル
1991年の日本を100として比較(小数第1位四捨五入)してみると、
日本=100 → 103
アメリカ=127 → 186
ドイツ=108 → 144
イギリス=87 → 126
韓国=61 → 112
日本は30年で3%ですか。
さらに、この30年で消費税や社会保険料は増加しているので、
実質賃金ベースですと87程度になり13%ほど減少しています。
平均賃金がすべてではないし、
インフレ率など各国の事情はあるでしょうが、
それにしても。。。
失われた30年と言われる所以ですね。
かつて、社会学者エズラ=ヴォーゲルは、
著書「Japan as Number One: Lessons for America」(1979)の中で、
日本の高い経済成長の基盤になったのは、
日本人の高い学習意欲と読書習慣であると述べました。
日本人の1日の読書時間はアメリカ人の2倍であると。
学力についても、日本人の数学力はイスラエルについで世界第2位、
情報は世界7位だが、他の科学分野も世界2位か3位であると述べています。
高度経済成長期を現出した日本人、
団塊の世代の皆さんは、
米国の社会学者に注目されるほど、
勉強していたし、学力も高かった訳ですね。
この30年はどうでしょう。
「ゆとり教育」の影響もあり、
読書量激減、学力低下。。。
アメリカの市場調査機関のデータによる、
1週間の読書時間(活字媒体を読む時間)の世界ランキングでは、
1位 インド 10.7時間
2位 タイ 9.4時間
3位 中国 8時間
22位 アメリカ 5.7時間
29位 日本 4.1時間
だそうです。
成長している国は例外なく読書していますね。
逆に、かつてアメリカ人の2倍と言われた日本人の読書時間は、
0.7倍ほどになってしまっています。
昨年来、20年目の大変革として、
自塾の改革に取り組んでいますが、
実は背景に「失われた30年」に対する反省があります。
30年というのは、ちょうど僕が教育業界に身を置いた期間と一致するからです。
末席ではありますが教育に携わる者として、
読書時間の減少や学力の低下を一因とする、
「失われた30年」は何とかしなければならないと思っています。
